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伊勢志摩にNEWキャンプ場 荒れ地や放置林活用 自然豊かとPR

2022.12.30

朝日新聞 2022年(令和4年)12月30日掲載

「ウィズコロナ」の今、レジャーで人気を集めているのがキャンプ。三重県の伊勢志摩で、新たに二つのキャンプ場ができた。一方は荒れた田んぼを、もう一方は放置林を活用した。ともにオーナーの思いが詰まっている。(臼井昭仁)

「神岳テラス」でテレワークも


 市中心部から約10キロ、住宅が点在する伊勢市神薗町。40年以上放置されていたという谷間の棚田にIT企業「UNICO」(ユニコ、本社・伊勢市)のキャンプ場がある。

 百数十メートル離れた所に、テレワークができる木造2階建てのコワーキング施設「神岳(かみだけ)テラス」(延べ床面積245平方メートル)も建てており、今月完成した。ノートパソコンを持ってテレワークで仕事をしに来た人が、キャンプも楽しめるというのが触れ込みだ。

 大のキャンプ好きという社長の坂本勝さん(40)が「地域の棚田がそのまま朽ちていくのはもったいない」と、ワーケーションのできる場所として活用をめざした。出身地の近くでもあり、まちおこしにつながるとも考えた。建設費用には国の事業再構築補助金も充てている。

 キャンプ場の広さは約5千平方メートル。石を組んで築かれた棚田の地形をいかした10あまりの区画がある。電気、トイレ、水道水はないため、利用者は離れた神岳テラスの設備を使うことになる。

 坂本さんは「いわば玄人向けのキャンプ場だが、自然豊かな場所で仕事もキャンプもでき、伊勢神宮などへも回れるという点もアピールして、クリエーターらを呼び込みたい」と話す。

 オートキャンプ場も造成しており、来年4月に一緒に正式オープンする。利用料金はテラスとも未定。テラスは1月9日にプレオープンし、4月に全面開業する。詳しくは、ユニコのウェブサイトへ。

※朝日新聞DIGITALでもご紹介いただきました。
https://www.asahi.com/articles/ASQDY740PQDQONFB001.html?iref=pc_photo_gallery_bottom

 

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